Q.157点検・故障・保険

太陽光の点検はどのくらいの頻度で必要?

公開日  運営:太陽光発電の疑問100運営事務局

太陽光発電協会(JPEA)は、「太陽光発電システム保守点検ガイドライン」で4年ごとの点検を推奨しています。点検は有償(所有者の負担)が一般的で、販売店・施工業者・点検業者・メーカーに依頼します。日ごろは、発電モニターで発電量を見る、目で見える範囲の異常を確かめる、といった自分でできるチェックを続けましょう。

点検はなぜ必要?

消費者安全調査委員会の調査(2019年)では、使用年数が長いパネルの配線部分の不具合や、ケーブルの施工不良、パワコンへの水分の侵入などが火災等の原因になっていました。同じ調査のアンケートでは約7割の所有者が保守点検をしていなかったことがわかっています(太陽光パネルから火事になることはある?)。

点検で見る主なところ。パネル、架台・金具、ケーブル・接続箱、パワコン、モニター パネル割れ・汚れ・ずれ架台・金具さび・ゆるみケーブル・接続箱傷み・コネクタパワコン表示・異音・異臭発電モニター発電量の推移
点検で見る主なところ。パネル、架台・金具、ケーブル・接続箱、パワコン、モニター

点検で見る主なところ

場所主な点検内容
パネル割れ・汚れ・変色、固定のゆるみ
架台・金具さび・ゆるみ・変形
ケーブル・接続箱被覆の傷み、コネクタのゆるみ、小動物の被害
パワコン表示・異音・異臭、吸気口の汚れ、絶縁抵抗などの測定
発電量過去の発電量や同じ地域の家と比べて大きく下がっていないか

※ 点検項目は一般的な例です。点検業者の作業範囲は見積もりで確認してください。

自分でできること

  • 発電モニターで毎月の発電量を記録し、前年の同じ月と比べる(発電モニターの見方は?)
  • パワコンにエラー表示が出ていないか、異音・異臭がないか
  • 地上から見える範囲で、パネルのずれや割れ、鳥の巣がないか
  • 台風・大雪・地震の後は特に注意して見る

屋根に上っての確認や、パネルの洗浄は転落や感電のおそれがあるので、自分ではしないでください(パネルの洗浄は必要?)。

「点検が義務化された」という勧誘に注意

国民生活センターには、「太陽光発電設備の点検が義務化された」と言われて高額な契約を勧められたという相談が急増しています(2024年度613件)。点検の義務の有無は、FIT・FIP制度の利用や出力などで異なります。その場で契約せず、まず設置した販売店やメーカーに相談しましょう(点検商法とは?)。

出典:太陽光発電協会「住宅用太陽光発電システムの火災事故に関するQ&A」、消費者安全調査委員会 報告書(2019年1月28日)、国民生活センター(2025年6月4日)。

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