家庭の屋根の太陽光パネルも、取り外しに電気工事士などが関わるため、環境省の資料では基本的に産業廃棄物として扱われ、解体・撤去工事をする業者が排出事業者になるとされています。自分で外して粗大ごみに出すものではありません。撤去を業者に頼み、処分まで含めた見積もりを取りましょう。
撤去・処分の流れ
- 設置した販売店・施工業者、または解体・リフォーム業者に撤去と処分の見積もりを依頼する
- 見積もりに運搬・処分の費用が含まれているか、処分先を確認する
- FIT認定を受けている場合は、廃止の手続きが必要か確認する(設備を廃止しない限りFITから離脱できないしくみ)
- 撤去後、屋根の補修(金具の穴など)の範囲と費用を確認する
所有者に期待されていること
環境省の資料では、住宅の所有者など工事を発注する人には、適切な費用の負担と、パネルの情報(メーカー・型番など)を業者に伝える情報伝達が期待されています。設置したときの書類(保証書・仕様書)を残しておくと、撤去のときに役立ちます。
含まれる物質と感電の注意
- パネルの種類によって、鉛・ヒ素・カドミウム・セレンなどを含むものがあり、メーカーによる情報提供の対象になっています
- パネルは光が当たると発電するので、使うのをやめた後も電気を生む状態が続きます。割れたパネルや外したパネルにはさわらず、専門知識のある業者に任せましょう(壊れたパネルにさわると感電する?)
捨てる前に考えたいこと
まだ発電できるパネルなら、リユース(再使用)やリサイクルの可能性もあります。環境省の資料では、2030年代後半以降、太陽光パネルの排出は年間50〜80万トンになると想定されており、リサイクルの体制づくりが課題とされています(太陽光パネルはリサイクルできる?)。
出典:環境省「再生可能エネルギー発電設備の廃棄・リサイクルに係る現状及び課題について」(2023年4月)、資源エネルギー庁「屋根設置太陽光発電の初期投資支援スキーム」。